3製品概念への要件の割当て

この章には、次の内容が含まれます。

要件の作業: 考慮点

要件仕様は、概念の設計入力および設計の完成度のメジャーとして使用します。または、将来の再設計作業で使用するために、計画済概念設計から要件仕様を作成することもできます。

要件、概念コンポーネントおよび参照

1つ以上の要件仕様を1つ以上の概念コンポーネントに割当て、概念構造全般に渡って設計目標を客観的に追跡し、測定することができます。

要件仕様を概念コンポーネントに割り当てると、要件へのリンクが概念コンポーネント・メタデータの参照フィールドとして自動的に保存されます。割り当てられた要件は、緑色のチェック・マークで強調表示されます。

要件が割り当てられているすべてのコンポーネントを表示するには、「割当済」列の緑色のチェック・マークをクリックしてください。

要件フィルタ

概念作業領域で追加された要件仕様を事前定義済演算子を使用してフィルタリングするには、「要件」タブの「検索」機能を使用します。また、演算子を組み合せて要件の詳細検索を実行することもできます。

要件仕様構造内の検索結果は、緑色の矢印で強調表示されます。「前」および「次」アイコンで検索結果を順番に表示できます。

要件バージョン

要件は、概念に割り当てられている間にバージョンが更新されることがあります。新規バージョンの有無にかかわらず、概念構造は割り当てられたバージョンが保持されます。同時に、概念構造には、その時点で使用可能な最新バージョンの要件仕様のみを割り当てられます。

青色のアイコンは、概念に割り当てた後に変更があった要件を強調表示しています。リンクされたバージョンを表示するには、強調表示された要件仕様名をクリックし、最新バージョンにナビゲートします。

履行済要件

概念コンポーネントの詳細が割り当てられた要件仕様を履行できるまでに決定されたら、設計完成度を追跡するメジャーとして、「詳細」 - 「要件」パネルの「履行済」マーカーを使用します。これにより、概念構造を分析して概念設計の進行度を判断できます。

要件のトレーサビリティ

アイテムに要件を割り当てることはできません。ただし、概念をアイテムまたはアイテム構造に変換すると、外部関連データは概念構造のアイテムを指します。